秋葉原ぼっちめし

秋葉原周辺の一人でも気軽に入れる飲食店を紹介するブログです。お一人様での秋葉原ランチや夕食のお店選びのお役に立てたら幸いです。

明治時代に存在した駅の跡地でしびれてきた【酒亭 じゅらく】

今日は歴史のある建物に入っているお店でランチです。

場所は秋葉原駅電気街口から徒歩6分。御茶ノ水駅聖橋口からなら徒歩4分ほど。

 

中央線の高架下にお店があります。明治時代、この場所には駅がありました。といっても万世橋駅ではありません。

中央線(当時は甲武鉄道)の新宿方面から御茶ノ水まで開業した後に万世橋駅へ延伸するまでの4年間だけ昌平橋駅という仮の駅があったのです。

万世橋駅が開業すると仮の駅であった昌平橋駅は廃止になりました。

残念ながら駅があったと分かるような痕跡は残っていなさそうです。

しかし高架橋は明治時代の構造がそのまま現在も使われています。レンガとかも当時のままだと思う。

その高架橋は紅梅河岸高架橋といい、4つのアーチ状の高架橋が連なっています。

そして、その1つ1つのアーチの中に飲食店が入っています。(スペイン料理、居酒屋、肉バル、喫茶店)

4つの飲食店は聚楽が運営しているようです。

「酒亭じゅらく」の高架橋

「酒亭じゅらく」の高架橋

余談ですが、昌平橋駅跡のすぐ横にある昌平橋架道橋という橋も明治時代の開業時から使われているものです。

これはハーコートというドイツの橋梁会社が製造したプレートガーダー橋です。

車道と歩道の間にある支柱がレトロでかっこいい。2本の支柱を繋げている弦材(横方向の部材)の下弦材がアーチ状になっていてミニ橋っぽく見えてオシャレ。

すぐ近くにある総武線の松住町架道橋がアーチ型(ブレースドリブ・タイドアーチ橋)で存在感があるので有名ですが昌平橋架道橋のほうもなかなか渋い橋だと思います。

しかし、100年以上も前に作ったものが現在も普通に使われているなんて本当にすごい。保守は大変そうだけど。

「酒亭じゅらく」の高架橋横の昌平橋架道橋

 

さて本題のぼっちめしです。

アーチに埋め込まれている4つの飲食店のうち「酒亭 じゅらく」に行きました。

明治時代から使われているレンガ造りのアーチが美しい高架の店に入ると和風の居酒屋。

テーブル席のみですが、ランチならお一人様でも問題ない雰囲気。

「酒亭じゅらく」の外観

ランチメニューはしびれ豚丼や海鮮丼、生姜焼き定食、ミックスフライ定食など。いわゆる居酒屋ランチ。

しびれ豚丼ってなんじゃい。と思ったら豚丼に山椒がかかっていて、それのしびれのことらしい。

ランチの注文は注文票の紙に書いて店員さんに渡すシステム。セルフ食券。こういうシステムはコミュ障にやさしくていいね。

注文票に書くペンの蓋を取ろうとしたら取れない。逆かな?と思って逆の方を取ろうとしたけど取れない。なんだこれ?と思ったらノック式のペンでした。誰も見てなかったよな?よし。

しびれ豚丼にチェックを付け、ごはんの量(大盛り増量無料)や、しびれ具合の指定(檄しびれを指定)も指定して店員さんに提出。

「酒亭じゅらく」のランチメニュー

上を電車が通るたびにゴトンゴトンと重い音が聞こえてきて心地いい。

何気に天井を見るとアーチの形をそのまま使った天井でした。

最初はほとんどいなかった店内も昼が近づくにつれて人が増えてきて禁煙席はほぼ満席。

喫煙席は奥にあって見えなかったのでどれくらい席があるのかは不明。

近くに大きなビルが複数あるので昼時は混雑しそう。

5分ほどでしびれ豚丼が到着しました。

「酒亭じゅらく」のしびれ豚丼

既に豚丼には山椒が降りかかっていますが、追加でふりかけるための山椒も付いてきました。

どれくらいしびれるのか気になるのでまずはそのままでいただきます。

さっそく豚肉から。山椒は少し後からくる系のしびれなので最初はあまりしびれない。

肉にかかっているタレは甘辛系。ご飯が進む肉&タレ。ごはん大盛りにしてよかった。

どんどん食べられる系の美味しい豚丼です。

何かに似ていると思ったら、うなぎの蒲焼きだった。あれも甘辛いタレだし山椒もかける。

あんまりしびれないなー。と思いつつ追加の山椒を全部ぶっかけ。

それをパクパク食べていたらしびれがだんだん効いてきた!というかかけすぎたw

山椒の痺れ感がすごい。でもうまい。

 

その他、小鉢(冷奴)とおしんこ、味噌汁が付いてきました。

味噌汁はあら汁。これは豪華だしうまい。

冷奴や白飯でしびれを和らげつつ豚丼完食。美味しかった。

 

豚丼といえば、御茶ノ水駅近くにある豚野郎という炭火焼の香ばしい豚丼で人気の店があります。

豚丼としては豚野郎のほうが上かもしれない。しかし酒亭じゅらくの山椒をプラスしたのはなかなかいいアイデアだと思います。

痺れ好きのかたは試す価値はあると思います。(追加でかける山椒はほどほどに) 

ごちそうさまでした。

 

「酒亭じゅらく」神田川側から撮影

今日行った店などを神田川方面から撮影するとこんな感じ。

総武線の神田川橋梁の踏ん張り具合がステキです。

中央線の高架橋(横を向けば昌平橋架道橋)、総武線の神田川橋梁(横を向けば松住町架道橋)、奥には丸ノ内線の神田川橋梁、そして聖橋と、橋梁好きな人ならいつまでも見ていることができそうな場所です。

写真を撮っていたらテラス席に座っている人がいました。今の時期はテラス席でランチなんかもいいかもしれない。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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■今回注文したメニュー

メニュー名 金額(税込)
しびれ豚丼 880円

 

■その他の主なランチメニュー

メニュー名 金額(税込)
日替り定食 830円
日替り魚定食 880円
メガしびれ豚丼 1000円
海鮮丼 1000円
しょうが焼き定食 880円
メガしょうが焼き定食 1000円
お刺身と日替わりフライ定食 1000円
チキン南蛮定食 900円


■お店情報

店名 酒亭 じゅらく お茶の水店
営業時間 平日 11時30分〜14時00分 (L.O.13時30分)
17時00分〜23時00分 (L.O.22時30分)
土曜 16時00分〜22時00分 (L.O.21時30分)
日曜、祝日 定休日
住所 東京都千代田区神田淡路町2丁目9
Google マップ
最寄駅 JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩4分
JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩6分

 

■ぼっちめし情報(ランチ)

  • 案内された席に座る。
  • テーブルにある注文票に印を付けて店員さんに渡す
  • お冷は店員さんが持ってきてくれる。
  • 紙おしぼりあり。
  • 食べ終わった食器類はそのままでいい。
  • 店内入り口近くのレジに伝票を持って行き支払う。

 

■訪問日時

  • 2019年10月15日(火) 11時30分

店舗情報などは訪問時の情報です。これらの情報は変わる可能性があります。